2025年9月14日日曜日

260・Althrough The Sun Is Shining(’69)

259・Doesn’t Anything Last('77)

258・Straight Back

258・Gold And Braid / Stevie Nicks('82)

 スティーヴィーの「Bella Donna」のアウトテイクで拡大盤で聞けますが、この時期のソロツアーでは必ずやってたナンバー。”Iko Iko”のリフをイントロに生かした強力なロックンロールでワディ・ワクテル(g)大活躍です。「Bella」の拡大盤にも入った81年12月のFox Wilshire Theatreでのライヴから。



257・The Challenge / Christine McVie

256・Rick Vito

255・The Big Boat / Eddie Boyd

254・I Can Let You Go / Danny Kirwan

253・Make Me A Mask

252・Doctor Brown('68)

251・Rooms On Fire / Stevie Nicks('89)

 スティーヴィー4thソロ「The Other Side Of The Mirror」('89)は、「不思議の国のアリス」にヒントを得たコンセプトだそうですが、前作のダンサブルなディジタル路線からやや後退しています。最初のシングルが”Rooms On Fire”で最高位16位。prodはルパート・ハインでした。

相変わらずのヒラヒラドレスのPVです。



250・Bermuda Triangle('74)

249・Love Is Dangerous / Rick Vito('01)

 リック・ヴィトゥの01年の「Crazy Cool」は、同時期のニック・ロウにも通じる軽快なロックンロール。それまであまり感じなかったネオロカ的な匂いも。「Behind The Mask」でスティーヴィー・ニックスと共作した”Love Is Dangerous”をリメイクしています。




248・In My World / Lindsey Buckingham & Christine McVie

247・Know Too Much / Bekka Bramlett

246・Honey Hi

245・Do You Know

244・Born Under The Bad Sign / Peter Green

243・The City('73)

242・I Do('95)

241・The Dealer / Stevie Nicks('14)

 「24 Karat Gold」は蔵出しのボツ曲を練り直して再生させた好企画で、この”The Dealer”は、「Tusk」時代のアウトテイクとのこと。飾らないポップロック時代のスティーヴィーの姿が眩しい。



240・Mayall

239・Billy Burnette

238・Coming Home(’74)

237・Seven Wonders

236・Warm Ways(’75)

235・My Dream(’69)

 グリーンとカーワンで作り上げたといってもいい「Then Play On」では、カーワンの書くソフトでメロディアスな曲が脱ブルーズのイメージを引っ張って言った感じです。この”My Dream”も美しいメロディーで、もう少し派手にやればサンタナ風になったかもしれません。



234・For Duster ('77)

 「Rumours」のアウトテイクで最初の拡大盤に収録されたジャム。サブタイトルのBluesやタイトル(ダスターとはダスター・ベネットでしょう)からしてブルーズ時代のムードをたたえたインストでクリスティンのクールなエレピ、リンジーの延々続くgソロ、淡々と盛り上げるリズム隊とポップロック化しても根底にこうした部分が残ってることが面白い。ひょっとしたら交流が続いていたピーター・グリーンやボブ・ウエルチが参加したジャム(「Rumours」の内袋の集合写真にウエルチは映ってます)。なのかも?





233・Stephanie / Buckingham Nicks('72)

 バッキンガム・ニックスの唯一作に収められたリンジーのアコギによるインストで、”Never Going Back Again”の元ネタの1つです。しかしスティーヴィーの本名をタイトルにするなど、ラヴラヴだったことが確かにあった(どっちかというとマック入りしてからこのカップルは愛憎あふれるというか、皮肉やあてこすりばかりしてるビジネス・カップルのイメージが強い)ことを思い出します。



232・Did You Ever Love Me?('72)

 過度期にあった「Penguin」には、いろんなタイプの曲がありますが、steel-dsの入った”Did You Ever Love Me?”も珍品。クリスティンのvoで、ソングライターとして進歩しつつあった頃の曲。しかしライヴではどうやってやるつもりだったんでしょう。ハモってるのは、ボブ・ウエストン。



231・Step Aside / John McVie'sGotta Band(’92)

230・Can You Hear The Song / Jeremy Spencer(’72)

 カルト宗教入りしたジェレミー・スペンサーのソロ「Jeremy Spencer And The Children」はそれまでのイメージを打ち破った曲が並んでて、この”Can You Hear The Song”はビートルズの”Help”風フォークロック。ちなみにアルバムタイトルのchildrenは子供たちではなく、カルト教団Children Of Godのこと。ある種のCCMでもあります。




229・Easy Baby / Rick Vito('14)

 ブルージーな活動を続けるリック・ヴィトゥの「Mojo On My Side」('14)に入ったマジック・サムのカヴァー。ここでは14年のコペンハーゲン・ブルーズ・フェスのライヴから。バックはラッキー・デヴィルズを率いてのもの。



228・Too Far From Texas / Stevie Nicks(’01)

 スティーヴィーを師と仰いだシェリル・クロウがprodでかかわっただけでなくbも弾いた”Too Far From Texas”は、「Trouble In Shangri-La」からのナンバーで、ゆったりとしたアメリカンロック・スタイル。ワディのgがとてもいい。デュエット相手はニックス・チルドレン(もちろんシェリルもここに入る)と言われたディキシー・チックスのナタリー・メインズ。




227・Everywhere('87)

 「Tango In The Night」に入ったクリスティン曲で、よく作られてた感じしますが、このアルバムの作り物感を良しとしない派なのでスタジオ・ヴァージョン(米14位)よりも新メンバーによるツアーのライヴ・ヴァージョンを貼ります。



226・Show Biz Blues(’69)

 「The Play On」はReprise移籍第1弾で、「5年契約を結べたのは、英国バンドが青田買いされてた時代だったからこそ」、と書いてるのはW氏ならではの考察で、結局このReprise時代は「ファンタ」まで続くのです。グリーン作の”Show Biz Blues”はスライドで始まる短い曲で、スライドというとジェレミー・スペンサーを思い出しますが、おそらくはスペンサー未参加でグリーンが弾いてるのでしょう。ミック社長がタンバリンでグリーンと社長のコンビの一発録音の可能性高い。



225・Come(’03)

 「Say You Will」に入ったリンジー作のドラマティックなロック。00'sの”I'm So Afraid”的にも感じられます。パワフルなミック社長のdsは見事だし豪快なギターロックになっています。動画は04年に出た「Live In Boston」でこのツアーには7人のサポート(コーラス含む)をフィーチャーしています。ただこの曲はスティーヴィーは衣装替えで引っ込んでて未参加。



224・Countdown / Lindsey Buckingham(’92)

 「Tango」リリース後マックを辞め本格的にソロに移ったリンジーのサード「OutOf The Cradle」から。この人は本質的にギタリストなのだなあ~と感じさせます(ロック・ギタリストではないかもしれないけど)。シングルとなった”Countdown”も心地よいリズムとメロディー。前2作は、Asylum、Elektra(日本では共にフォノグラムからリリース)でしたがここからRepriseに移籍。



223・Rebel Rouser / Bob Welch('80)

 ボブ・ウエルチという人はソロになって成功したと言われてますが、音楽的にはどうでしょう?やはり厳しかったマック時代が音楽的にはピークだった気もします。セールス的に成功した2枚のソロは、アレンジに問題があった気がしますし、過剰ストリングスがなくなったサード「The Other One」以降はぐっと地味になってしまうのです。そのサードの1曲目”Rebel Rouser”は弾きまくるgをフィーチャーしたナンバーですがやはり地味。パリス時代のシャープさも感じられません。




222・Summer Days And Summer Nights / Danny Kirwan('78)

 カーワンの「Hello There Big Boy」のラストに入った”Summer Days And Summer Nights”はタイトル通り60'sのビーチボーイズっぽいムーディーなバラードで、これをダナ・ジレスピーとのデュエットで聞かせます。このレコ―ディング時、カーワンの体調はすぐれず、gもほとんどボブ・ウエストンに任せっきりだったとか。




221・Show Me A Smile('70)

 「Future Games」のラストに入ったクリスティン作のバラード。このアルバムで正式に初登場で2曲をやってますが、冒頭に入った”Woman Of 1000 Years”にも通じる浮遊感溢れる音でニヤリ。こういうムードを作ってきたのはカーワンなんでしょう。Repriseボックスで別ヴァージョンが紹介されたので、そっちを。




220・Long Black Car / Rick Vito & Lucky Devils('00)

 リック・ヴィトゥのサードソロは「Lucky Devils」(Hypertension)で同名のバンドを組んでツアー廻ったりしています(スタジオ盤ではイアン・ウォーレスが叩いてます)。ドイツTVの演奏からの”Long Black Car”はこの「Lucky Devils」から。00's時代のブルーズ・ロックという感じで小気味よい。



219・Planets Of The Universe('77)

 「Rumours」のアウトテイクで拡大ヴァージョンに入ったデモでは、おそらくスティーヴィーがピアノを弾く弾き語り。声が低いケイト・ブッシュ的なイメージです。例によって悪化するリンジーとの関係をなぞったかなり悪意のある歌詞なのだとか。




このボツ曲をスティーヴィーは01年の「Trouble In Shangri-La」でよみがえらせています。こっちは打ち込みのバック演奏もついたもの。悪意ある歌詞はジョン・シャンクスによって幾分和らげてあるのだとか。シングルカットされ5位(Adult Alternative Airplay)。



218・Sugar Daddy('75)

 僕にとって「ファンタスティック・マック」の悲劇は、「噂」ブレイク後、FMでよくやってたライヴ音源、ブートなどでスタジオ盤を聞く前に多くの曲をおさらいしてしまったこと。よって後年聞き直し他スタジオ・ヴァージョンの多くにスリルがなく感じたのでした。但し例外もあり。クリスティンが歌う”Sugar Daddy”は、”Say You Love Me”の焼き直しのようなムードの曲で、ライヴでやってないんで新鮮。R&Bっぽい感じとまろやかなメロディーがクリスティンの一皮むけた感じをうまく出してます。



217・Good Things Come To Those Who Wait('73)

 「Mystery To Me」のアウトテイクでRepriseボックスに収められた”Good Things Come To Those Who Wait”は、後にボブ・ウエルチがソロ「Three Hearts」で"Don't Wait Too Long"のタイトルでリメイクするナンバー。粗削りな魅力はありますが今聞くといかにもボツ曲だなあ。英盤の初回には”For Your Love”の代わりにこれが入ってたという話も。





216・Never Going Back Again('77)

 「Rumours」に入ったリンジーのアコギ弾き語りの”Never Going Back Again”は、バッキンガム・ニックス時代のムードを濃厚に残しています。2分台の小品ですが、ライヴではしばしば倍の長さになります。「Live」('80)から。



215・Homework / Mick Fleetwod Blues Band Feat.Rick Vito('08?)

 リック・ヴィトゥは「Tango」のツアーで参加し「Behind The Mask」をリリース後スティーヴィーと同じ頃に辞めてしまった人ですが、元々ブルーズ寄りの資質があった様で98年のセカンドソロ「Pink & Black」ではオーティス・ラッシュの”Homework”をカヴァー。僕はこの曲J・ガイルズ・バンドで知りました。動画はミック・フリートウッド・ブルーズ・バンドの頃なんで08年頃か。





214・One Together('70)

 「Kiln House」には忘れていた佳曲が並んでいます。カーワン作の素朴なフォークロックの”One Together”は、スペンサーのジョージ的なスライドが、昼下がりの午睡の様で心地いい。ぜひ鳥のさえずりが欲しかった。




213・Love Will Show Us How / Christine McVie('84)

「Christine McVie」からのセカンドシングル。マック時代以上にキャッチーなメロディーでいささか売れ線に寄りすぎな感じ。当時多かったPVのメイキングのパロディのようなPVもどうかと思いますが。このメイクもジョークみたいなもんです。最高位30位




212・Goodbye Baby('04)

「Say You Will」のラストに入ったララバイ的なスティーヴィー曲。「Live In Boston」でもラストに歌われます。






 

211・Jenny / Bob Welch('79)

 ボブ・ウエルチの「Three Hearts」は前作の流れを受け継いだもので、ストリングスなしのNaked Versionを何度夢見た事か。”Jenny”は当時の言葉でソフト&メロウ的なスムーズなメロディーがとても印象的です。




210・Born On The Wild Side / Peter Green('82)

 「In The Skies」で復帰後のピーター・グリーンと言えば枯れた味わいのgと歌という感じでしたが82年の「White Sky」(Headline)では熱いブルーズ~ハードロック的なムードもあります。ただ完全の時流から外れてましたが。兄マイク・グリーンがほとんどの曲を書いていてゴンザレスのラリー・スティール(b)、レグ・イシドア(ds~元ロビン・トロワー)も参加。



209・Cool Water('82)

 リンジーのダビングされたコーラス(ジョン・マクヴィーも加わってるらしい)とアコギで構成されたビーチボーイズ風ナンバー。”Gypsy”のB面として長らくLP未収録ナンバーでしたが「Mirage」のボックスに収録。ボブ・ノーランが36年に書いた古いカントリーがオリジナルとか。

      

208・Say You Love Me('75)

 「ファンタ」からの4th(英),3rd(米)シングル。banjoも隠し味的に使われアメリカナイズされた音作り。当時のステージでは”Monday Morning”につづいて2曲目という印象が強いです。意外とbassが強調されています。最高位11位。voはクリスティン。




207・Caught In The Rain('72)

 

ちょっとミニマルなムードのマックにしては珍しい曲でボブ・ウエストン作。おそらくは新メンバー(といってもいいのかわからないのですが)スティーヴ・ナイ(kb)絡みのものではないでしょうか?インストでナイが後に加わるペンギン・カフェ・オーケストラにも似たムード。ナイは結局この「Penguin」1枚参加ということになりました。



206・That's For Everyone ('79)

 

リンジーによる幻想的なバラードの"That's For Everyone"は、「Tusk」('79)の中でもレコーディングが難航した作品の一つといいます。エンジニアから贈られたアンデスの楽器、charangoやkarimbaなどの楽器を使って幅を持たせようとしています。同じテーマが繰り返されるいささか単調な曲ではありますが耳に残ります。



205・How Does It Feel / The Zoo(’92)

 「Behind The Mask」('90)リリース後、再びバンドは活動を休止。ミック社長はズーを再稼働させますが、デラニー&ボニーの娘ベッカ(vo)とビリー・ソープ(g,vo)をフロントにし「Shakin’The Cage」('92)をCapricornからリリース。いかにも90’sロックらしいタイトル曲はマックの音楽とは全くリンクしないものですが、むしろデラニー&ボニーの線で行った”How Does It Feel”はアーシーな味わいがあります。



2025年9月13日土曜日

204・Twisted / Stevie Nicks &Lindsey Buckingham(’96)

97年の再結成「The Dance」の直接のきっかけとなったのは96年の映画「ツイスター」のサントラに提供したスティーヴィーの”Twisted”をリンジーがprodし、スティーヴィー&リンジーの名でクレジットされたこと。ここではミック社長がdsを叩いて10年ぶりが顔をそろえたことが再結成につながったとされます。まあ可もなく不可もない曲ではありますが、当時としては嬉しいニュースだったのですね。



 




203・Stone(’71)

 「Future Games」のアウトテイクでReprise時代のボックスで紹介された”Stone”はアコースティック・ヴァージョンで、おそらくはボブ・ウエルチの弾き語りによるもの。これがこの時期の浮遊するサウンドになるとどうなるのか楽しみだったのになあ。ボツにするには惜しいメロディーです。



202・Jigsaw Puzzle Blues(’68)

”Albatross”のB面だったカーワン作の”Jigsaw Puzzle Blues”は、ラグタイム風味もあって一風変わったブルーズになっています。これもインストで、このシングルはAB面共に歌なしだったのか。最初の部分がムーヴの”Blackberry Way”っぽい。



201・Think About Me('79)

 「Tusk」からのサードシングルで、クリスティンをリードvoにしながら、リンジーとスティーヴィーが強力にハモるナンバー。「Tusk」ツアーを収めた「Live」の最初のヴァージョンにはもれましたが、21年の拡大ヴァージョンには80年8月のカンザス・シティのライヴが収録されています。かなりハードかつラフ。



200・Bleed To Love Her('03)

 「Say You Will」に入ったリンジー曲。この人のアコギの使い方は独特で、重いリズムに乗りながら、軽やかな感じを醸し出しています。スティーヴィーのコーラスも効果的で、これがないとひどく単調な感じになってしまうでしょうねえ。もともとは「The Dance」時に新曲としてMTV Unpluggedで披露された曲。



199・Outside The Rain / Stevie Nicks('81)

 スティーヴィーの「Bella Donna」を最初に聞いた時、マックよりもずっとロックっぽいなあと感じたのでした。ワディ・ワクテル(g)、ラス・カンケル(ds)、マイク・キャンベル(g)、ベン・テンチ(org)、ロイ・ビタン(p)、ボブ・グロウブ(b)らをバックにした熱い演奏。”Outside The Rain”はダークな味わいを感じさせる夜のナンバー。動画は83年のUSフェスから。



198・Safe Harbour('74)

 ボブ・ウエルチのふわふわしたg(withダーク・トーン)極まるといった感じの3分に足らない小品。なかなかvoがでてこないと思ったら、最後のほうでモノローグ的に出てきて曲は終わり。パリス時代にも通じるウエルチの美学を感じる「Heroes Are Hard To Find」のラストに入った名演です。




197・Family Man('87)

 テクノロジーの勝利か?失敗か? 「Tango In The Night」の当時最先端の技術は、今となっては色あせたものに感じるか?それとももう一種廻ってエモい風情をたたえるか?聞き手と時代によって感じ方は違うでしょうか、アコギのソロといいそんなに古くも感じません。voはリンジー。



196・Only You(’70)

 70年2月のBoston Tea Partyでのライヴ盤('85)で初お目見えしたダニー・カーワン曲が”Only You”。3本のgの組み立て方がブルージーなハードロックとしてカッコイイ構成となっています。

85年にShanghaiというレーベルから発掘されたこのライヴ音源は、98年に3枚組のボックスとして(バラ売りも可)完全版がリリースされています。そこではジョー・ウォルシュらジェイムズ・ギャングとエリック・クラプトンが参加した(という話の)”Encore Jam”も収められています。


Encore Jamの12分。



195・Bad Loser(’74)

 「Heroes Are Hard To Find」はボブ・ウエルチの浮遊感あるgが全開で、アメリカナイズされて明るいんだけど、どこかすこしダークな味わいが印象的。クリスティンが歌う”Bad Loser”もそう。ウエルチのgは少しデッドを思わせます。



194・Sad Angel('13)

 「完全版」のはずなのにあの本にも書かれていない(まあ他にも数多いけど)、”Sad Angel”は、「Say You Will」から10年後の13年に「Extended Play」という味気ないタイトルの4曲入りEPに収められた最後に近い音源。クリスティンが離れてた時期(第14期)なので4人がメンバー。やはりリンジーとスティーヴィーのvoがハモると何かが生まれます。13年のMSGでのライヴから。


#1:Fleetwood =Brunning=Green=Spencer 1st 

#2:Fl=McVie=Gr=Sp           1st  

#3:Fl=Mc=Gr=Sp=Kirwan        Wonderful Play On

#4:Fl=Mc=Sp=Kirwan=Christine     Kiln

#5:Fl=Mc=Kr=Chr=Welch        Future、Bare

#6:Fl=Mc=Chr=Wel=Weston=Walker   Penguin

#7:Fl=Mc=Chr=Wel=Wes                                    Mystery

#8:Fl=Mc=Chr=Wel                                                Heroes

#9:Fl=Mc=Chr=Buckigham=Nicks               FM、Rumours、Tusk、Live 、Mirage、Tango

#10:Fl=Mc=Chr=Nic=Vito=Burnette   Mask

#11:Fl=Mc=Chr=Bur           Chain(Box)

#12:Fl=Mc=Chr=Bur=Bramlett=Mason  Time

#13:#9B                 Dance 

#14:Fl=Mc=Buc=Nic          Say Yo Will、Extended

#15:#9C                 tour

#16:Fl=Mc=Chr=Nics=Campbell=Finn

193・Love Shines(’92)

 92年の25周年ボックス「The Chain」に収められた新曲の1つ。この時期のマックはスティーヴィーとヴィトウも抜けて、クリスティン、ミック、マクヴィー、バーネットの4人体制でした(ツアーはなし)。バンドはこのボックスを観測気球のように出し、デイヴ・メイスン、ベッカ・ブラムレットを加えたラインナップで「Time」を出すので、その直前のラインナップ。クリスティン作の地味ながら、らしい曲。



192・Find Your Way Back Home / Niel Finn('20)

 なかなか新作を出すのにスケジュールがあわない、レコーディングにかかる費用の高騰化、各人の士気が上がらない、そもそも曲が書けないという状況の中、トム・ペティ急逝の後のハートブレイカーズのマイク・キャンベル(g)、クラウデッド・ハウスのニール・フィン(g)を加えてマックは、18年からツアーを再開。クリスティンは参加していますが、体調は万全ではなかったのでしょう。20年のミック社長主催のピーター・グリーンのトリビュート・ライヴにもクリスティンはゲストで加わってます。

そして22年暮れクリスティンの訃報が入り、ミック社長はマックとしてバンド活動の終止符をうつことになりました。
W氏のマック本にはヒストリー的な事は省いてあったので忘れないように昔の自分の記事や海外のサイトを見ながらざっくりと書いてきました。最初はスティーヴィーやクリスティンの女性陣のポップな魅力に惹かれ、次にイギリスのバンドなのにアメリカ的な世界を憧憬したウエルチ時代に惹かれ、最後には今となっては短かった初期のブルーズ時代の良さがわかる、というマックとはホントに長い付き合いになりました。
最終形のマックとなったキャンベル、フィンをフィーチャーした時期の音源は残されていませんが、20年にフィンが配信した”Find Your Way Back Home”にはスティーヴィーとクリスティンが参加していてこれが遺産なのかも。こういうことをちゃんと書いてる人が少ないんであまり知られてませんが、ちゃんと書いとかなあかんなあ。



191・The Ledge ~ I Know I'm Not Wrong('79)

 「Rumours」の大ヒットとそれに伴う世界ツアーの合間にレコーディングされた大作「Tusk」は18か月かけて完成したという2枚組で、リンジーの並々ならぬ思い(決して「Rumours」の二番煎じなものは作らない)が空回りしたようなものもありますがヴォリュームたっぷりの20曲。半数近くリンジー作品があって”What Make You Think You're The One”や”Not That Funny”のような曲は正直今聞いてもピンとこないのですが、昔はおアソビ風に思ったテンポアップした”The Ledge”(ローリング・ストーン誌はポスト・パンク的と大絶賛でした)や”I Know I'm Not Wrong”は長い事聞いてゆくうちにまあ好きになりました。直接的な匂いは感じませんが当時リンジーがよく聞いてたのがトーキング・ヘッズだそうで、髪を短くし、髭も剃ってNew Wave風スタンスを取ったリンジーが目指していたのは意外とこの辺かも?ちなみにこの2曲はどちらもリンジーがほとんど一人でダビングを繰り返したものです。そしてこの2曲をならべた「Tusk」ツアーリハ動画ではクリスティンがgを弾く!



190・Think About It / Stevie Nicks('81)

 

スティーヴィー・ニックスのソロはマックよりも当世風ロックに近く、最初はトム・ペティ周辺のルーツ色もあるアメリカン・ロックでしたが、次第にダンス要素も取り込んだ80's型ディジタル・ロックになってゆきます。と同時に衣装のヒラヒラ度にも拍車がかかってゆきます。「Bella Donna」('81)では「Rumours」のアウトテイクでクリスティンに捧げられた”Think About It”が、直しを入れてやっと陽の目を浴びました。以後長い付き合いとなるシャロン・セラーニとロリ・ペリーというスティーヴィーの精神的姉妹のコーラス嬢も参加しています。



マック時代のアウトテイク。



189・End Up Crying / Danny Kirwan(’79)

カーワンの最後のソロとなった3枚目の「Hello There Big Boy」には、偽マックに駆り出されたストレッチの面々(カービー、ジェフ・クック)やエースのリズム隊が参加しています。そのエースの路線を狙ったようなカービー作の”End Up Crying”はなかなかブルー・アイド・ソウル的な味わいがカッコいい。







188・Fighting For Madge('69)

 マックスウェル・アームフィールドの絵画ジャケが素晴らしい「Then Play On」に入った火の出るようなgのバトルが聞けるインスト。ミック社長作で、フェードアウトする続きは、B面に入ったマクヴィー作の”Searching For Madge”で聞けますが、どうせならつなげたヴァージョンもききたい。

Fighting

Seaching

元々は長時間のジャム演奏から編集されたもので、”Searching”には途中唐突にストリングスが挿入されるなどかなりプログレッシヴな手法を取っています。



187・Never Make Me Cry(’79)

 「Tusk」に入ったクリスティン作のバラード。3分に満たない内容ですがしっとり系のよく出来たメロディー。元々デニス・ウィルソンと恋愛関係だった頃、デニスのヨットの上で書いた曲だという。シンプルなメロディと最小限のバック演奏ゆえクリスティンのvoが浮き彫りになります。



186・I Miss You / Stevie Nicks('01)

 スティーヴィーの「Troubles In Shangri-La」('01)は、メインストリームロックから離れ久々に素のスティーヴィー(とオールドファンが思ってる)が感じられる快作でした。その中で一番ぐっと来たのがこの”I Miss You”でした。シェリル・クロウ、サラ・マクラクランらニックス・チルドレンもアルバムには参加しています。



185・Going Down / Peter Green Splinter Group('97)

 80's半ばに再び引退状態となったピーター・グリーンを引っ張り出したのはナイジェル・ワトスンで、コージー・パウエル(ds)、ニール・マレイ(b)らをバックにしたピーター・グリーン・スプリンター・グループとして英国内をツアー。そこでのライヴを中心にまとめたのが97年の「Peter Green Splinter Group」(Snapper Music)でブルーズ・クラシックをそつなくプレイ。”Going Down”は、フレディ・キングやドン・ニックス、そしてジェフ・ベックでも同じのあの曲。



184・No Question Asked('88)

 ヴィトゥー、バーネットを配した新メンバーによるマックの「Graetest Hits」('88)に入った2つの新曲の1つ。voはスティーヴィー。




183・Don't Let Me Down Again('80)

 

バッキンガム・ニックス時代のレパートリーである"Don't Let Me Down Again”は、たまにマックのステージでもプレイされたようで80年の「Live」で貴重なライヴ・ヴァージョンが収録されました。縦横無尽に弾きまくるリンジーのgがカッコいいです。



182・One Of Us Two / Ashkan('69)

 アシュマン・レイノルズ以前のボブ・ウエストンの仕事では、60's末のロンドンのブルーズ・ロックシーンでの活動で、ポール・コソフgは抜けた後のブラック・キャット・ボーンズに加わったのち、69年にはヘヴィ・ブルーズ・ロックのアシュカンに参加。Novaに1枚「In From The Cold」LPがある。当時のブルーズ・ロックのブームの中では結構突出した存在で、ハードロック的なgさばきが見事な”One Of Us Two”です。



181・Bare Trees('72)

 

今までのカーワンの書いてきた曲とは違う、ストレートでアッパーな曲を並べたためLP「Bare Trees」でのカーワンの印象はちょっといつもと違います。タイトル曲もテンポの速いロック・ナンバーでハーモニーもなくカーワンだけのvo(ひょっとするとウエルチもクリスティンも未参加か?)。

LPは全米最高位70位でリリースも英国よりも半年ほど早くマーケットをアメリカに絞った感じでした。



2025年9月12日金曜日

180・If Anyone Falls / Stevie Nicks(’83)

 

「Wild Heart」に入ったディジタル・ロックですが、実は"Hill Street Blues"とコード進行は似てます。作者は以後のスティーヴィーと交流を持つシンセ弾きのssw、サンディ・スチュワートでその”The Last American”にスティーヴィーが歌詞を付けたものらしい。最高位14位。



2025年9月10日水曜日

179・Ghost Of Flight 401 / Bob Welch('78)


wikiによると”Ghost Of Flight 401”とは、を1972年のイースタン航空401便墜落事故の後に広まった、事故機から部品を流用された航空機に亡くなった航空機関士の幽霊が出現したという「幽霊譚」を指すのだそう。ストリングスまみれのウエルチのアルバムではシンプルなつくりの異色のバラードになっています。「Three Hearts」から。



178・In Your Dreams / Stevie Nicks('11)

 

近年のソロでは一番好きな「In Your Dreams」のタイトル曲は疾走感あふれるロックンロール。作者はスティーヴィーとprodのデイヴ・スチュワート(ユーリズミックス)。なんとなくローン・ジャスティスの事を思い出してしまう懐かしい感じのナンバー





177・My Baby Sweet('68)

 

これも正規のレコーディング曲ではないかも。ジェレミー・スペンサーがスライドを弾きながら歌うブルーズ。'68/12/31のパリとあります。




176・I've Got A Mind To Give Up Living('70)

 

B.B.キングのこのカヴァーをマックは正式にレコーディングしたのではないようですが、同時期のライヴ発掘音源ではしばしば顔を出します。鬼気迫るピーター・グリーンのgはすごい。貼ったのは'70/2/1のニュー・オーリンズでのライヴ。




2025年9月9日火曜日

175・Love That Burns / Mick Fleetwood Blues Band('08)


08年に出た「Blue Again」はミック・フリートウッド・ブルーズ・バンド名義で、リック・ヴィトゥーのgとvoをフィーチャー。この枯れた味わいはなかなかいい。メンバーはレニー・カステラノス(b)とマーク・ジョンストン(kb)。これは「Mr.Wonderful」に入ったナンバー。





174・Child Of Mine('72)

 

「枯木」に入ったカーワン曲で派手なロックンロールでありながら、ブルージーな味わいもあって、それでいて英国らしい湿り気も、voとユニゾンになるgのフレーズもあってなかなか不思議な曲です。この時点でウエルチとクリスティンそしてカーワンは全くタイプが違うソングライターなことがわかります。




173・Angel('74)


トラブル続きの中、米西海岸に移住し新たなマネージャーを雇い再スタートを切ったバンドが背水の陣で挑んだ「Heroes Are Hard To Find」は米34位と最大のセールスを記録。よく言われてるバッキンガム・ニックス参加まで全然売れてなかったという話は嘘。”Angel”は、ウエルチのペンによるダークなナンバー。動画は12月のRecord Plantでのライヴで、DKRCとしてOAされたものです。サポートkbとしてダグ・グレイヴスという人が参加しています。



172・Dissatisfied('73)


「Penguin」でのクリスティン曲の充実ぶりは次のステップに到達した感じです。

”Dissatisfied”はイギリスのアメリカ的なアレンジでパブロックもしくはライトなスワンプ風味。ボブ・ウエストンのgがザ・バンド的で、意外とウエストン有能と思わせます。

prodはバンドとエンジニア出身のマーティン・バーチ。



171・Gold Dust Woman('77)

 

「Rumours」のラストに入ったスティーヴィー曲。この曲に関してはマックよりもソロ時代のよく取り上げてたという印象が強いのです。意外とロックっぽい印象を受けるのでソロでも映えたのかも。動画は83年のUSフェスのスティーヴィーのソロステージ。




170・Goodbye Angel('82)

 

世間では評判あまりよくなかったけど「Mirage」はなかなかの充実作だと思います。すでに皆ソロ活動を行ってるので、ソロとバンドのそれぞれの在り方もわかってるし、バンド用に取っておいたものをソロで使ったり(その逆も)も楽しい。リンジー作の”Goodbye Angel”はアコースティックなムードながらダビングを重ねたもの。透明感あるコーラスもいい。結局アウトテイクとなって箱もの「The Chain」で初紹介されました。




169・Sleeping Angel / Stevie Nicks('83)

映画「初体験・リッジモント・ハイ」のサントラに入ったスティーヴィーの”Sleeping Angel"は、映画の中では使われたかどうかも記憶にないですが、「Bella Donna」の拡大ヴァージョンに収録されてますので、この時のアウトテイクかもしれません。地味ですが結構いい曲。ラス・カンケル(ds)、ボブ・グロウブ(b)、ロイ・ビタン(p)、ワディ(g)ら参加。







168・Black Crow Blues / Mick Fleetwood Blues Band('16)


24年の6月のスティーヴィーのSNSでクリスティン死去後、もうマックを続ける意味がない、よって今後のマックはない、みたいなコメントが載ってて、多くの反応がありました。キャリアのほとんどがニックス時代ではありました、ミック社長がマクヴィーと始めたフリートウッド・マックはやはり社長健在ならマックを名乗って続けて欲しい。例えばミック・フリートウッド・ブルーズ・バンド名義(リック・ヴィトーのgとvoをフィーチャー)で出た16年のこういう音源でも、僕はマック名義で出しても全然OKだと思うのです。「Live At The Belly Up」という渋いブルーズのアルバムからディラン曲”Black Crow Blues”です。ブルーズというよりはブギロックではありますが。




167・Feel About You / Lindsey Buckingham & Christine McVie(’17)


14年にマックに復帰し、On With The Showという長いツアーを1年かけて終了させたのち新作のレコーディングに入るところでスティーヴィーがこれを拒否。かくしてリンジー&クリスティンという形で17年に完成したのが「Lindsey Buckingham & Christine McVie」(Atlantic)でした。マックのリズム隊も参加してるのでスティーヴィー抜きのマックなのですが、打ち込み主体の音とさすがのメロディー・メーカーも涸れたのか曲はイマイチ。短いツアーも行ったそうで、リズム隊は別メンバーでした。”Feel About You”はここから2枚目のシングルとなったもの。



166・You Are / Christine McVie(’04)

 


マック脱退中に米Adventureから突然出たサードソロ「In The Meantime」からのシングル。

昔懐かしいクリスティン的なメロディーがうれしい。時流とは外れてますがエヴァーグリーンな魅力と歌声です。



165・Talk To Me / Stevie Nicks('85)

 

スティーヴィーのサード「Rock A Little」からの最初のシングルが”Talk To Me”。作者はジョン・ウェイトの”Missing You”の共作者、チャス・サンドフォードでディジタル方面に振り切った80'sメインストリーム型ロック。さすがにこれをマックではできないでしょうねえ。

この時期prodのジミー・アイオヴァインとスティーヴィーは恋愛関係にあったのだとか。

最高位4位。



164・What's A Little Love Between Friends / Billy Burnette('79)

 

バーネットの3枚目「Between Friends」はチップス・モーマンのprodで夫人のトニ・ワインもコーラスで参加しています。ややカントリーっぽい節回しのルーツロックではありますが、New Wave的な要素がないのであの時代なかなかセールスには結び付かなったでしょうねえ。これも未CD化。リリースはPolydorから。





2025年9月8日月曜日

163・World In Harmony('70)

 

”Green Manalishi”のB面のインストでカーワン=グリーン作ですがイニシアティヴをとってるのはカーワンでしょう。「Then Play On」の拡大ヴァージョンに収められてるので、今では手軽に聞けるけど結構レア曲でした。しかし美しいgのアンサンブルは”Sunny Side Of Heaven”を思い出します。




2025年9月7日日曜日

162・All Over Again('94)

 

クリントンのパーティーで一時的な再結成はありましたが5年ぶりの新作にはリンジーもスティーヴィーも未参加で、ミック社長のバンドZooがらみのベッカ・ブラムレットとデイヴ・メイスンを加えたウルトラCの編成で94年の「Time」とそれに伴うツアー(来日公演にはツアーには出ないとクリスティン未参加)は、セールス的には惨敗でした。
”All Over Again”はその「Time」からのナンバーで近年のツアーでも歌われてたよう。珍しくクリスティンはkbを弾かず直立でスティーヴィーとvoを分け合う形。18年のライヴなんでトム・ペティのハートブレイカーズとクラウデッド・ハウスのメンバーを加えた新編成です。



161・You Make Loving Fun('77)

 

「噂」の正規ヴァージョンでは短くなってましたが、拡大ヴァージョンでは長い方も公式に出ております。なんといってもクリスティンの代表作だけあって長い方も楽しい。この動画は長いほうのスタジオ・ライヴで拡大ヴァージョンのものとはまた別もの。Rosebud Documentaryから。グイロをスティーヴィーがこすってます。アルバムから4thシングルとしてカットされ、最高位9位。

wikiによるとクリスティンとその不倫相手(照明さん)のエピソードにヒントを得て書かれたのだとか。またレコーディング時にはスティーヴィーとリンジーの関係は深刻な状態でテープが回ってないとは喧嘩が絶えなかったとあります。





160・One Sunny Day('68)


先に米盤編集もの「English Rose」(女装したミック社長の変顔というすごいジャケ)で紹介された新曲で、カーワン作のブルーズをベースにしたハードロック風味のもの。これが当時グリーン、スペンサーに続く3人目の新しい才能として話題になったようです。




159・I'd Rather Go Blind / Chicken Shack('69)

 

エッタ・ジェイムズのカヴァーでクリスティンをフィーチャーしたチキン・シャックの最大のヒットで、控えめなホーンをバックにスモーキーな歌声を聞かせる英ブルーズ・ロック周辺の地味な名曲であります。Melody Maker誌の女性シンガーの人気投票で1位になったのもこの年。何故かクリスティンの初ソロ「Christine Perfect」にそっくり再録されているのは、Blue Horizonレーベルの社長マイク・ヴァーノンの商売っ気でしょうね。



158・Lola / Buckingham Nicks('73)


イントロは後に「Rumours」の”The Chain”に生かされるバッキンガム・ニックス時代のレパートリー。リンジーの力強いvoにハーモニーを付けるスティーヴィーの感じも素晴らしい。動画はラジオ音源の「Alabama 1975」から。マックに参加直前の二人です。Polydorから出た唯一作にも入ってます。




157・Taking Off / Ashman Reynolds('72)

 

マック以前のボブ・ウエストンの仕事として知られているのがデラニー&ボニーになりたかったカップル、ハリー・レイノルズ(元シルヴァー・メーター)とアリキ・アシュマン(元ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース)によるアシュマン・レイノルズの唯一作「Taking Off」があります。ウエストンは軽快なスライドを弾くのですが、このバンド、後にヘヴィ・メタル・キッズのケニー・ボイス(ds)、エドワード・ハンズのロッド・エドワーズ(kb)となかなかのラインアップ。このBEAT CLUB動画は有名か。



156・Spare Me A Little Of Your Love ('72)

 

クリスティンの書く曲がポップでマイルドな魅力を持ち始めたのは「Bare Trees」('72)の”Spare Me A Little Of Your Love”あたりからでしょう。ジョニー・リヴァースやヴァン・モリソンもカヴァーしソングライターとしての名前を大いに売りました。

バッキンガム・ミックス時代も初期にはレパートリーに上がっていました。



155・Sisters Of The Moon('79)

 

マックが2枚組で「Tusk」を出した時は、お腹いっぱいで散漫に感じる部分もありましたが、時間がたち拡大ヴァージョンも出ると、実はいい曲もふんだんにあった事を気づかせてくれました。

スティーヴィー・ニックスによる”Sisters Of The Moon”は、”Rhianon”から続く魔術的なナンバーで、地を這うような低いvoがそれまでのマックよりもロック的。この辺の路線をソロで追及することになります。



154・Long Grey Mare('68)


デビュー作「Peter Green's Fleetwood Mac」に入った軽快なブルーズ。ハーモニカもグリーンが吹いています。bassは初代のボブ・ブラニングで彼が弾いてるのはこの曲だけらしい。




153・Purple Dancer('71)


マックのシングル曲の中で比較的レアな”Dragonfly”のB面のノン・アルバム曲”Purple Dancer”はレア度ではかなり上位です。まあ大した曲ではないんですが、ブルージーにスワンプ的な音。voはカーワンとスペンサーなのでクリスティン、ウエルチ参加の新体制曲ではありません。おそらく「Kiln House」のアウトテイクでしょうか?



152・Desiree / Rick Vito('92)


リンジーの後任としてマックに加わったリック・ヴィトゥーは、ロジャー・マッギン、ジャクソン・ブラウンのバンドで弾いてたペンシルヴェニア出身のgtr。92年にはスティーヴィーの所属するModernから「King Of Hearts」でソロデビューしています。そこからのシングル”Desiree”ではスティーヴィーがvoで参加しサポート。タイプは違いますが同時期のボニー・レイットの音楽に近いです。




151・Imaginary Fool / Bob Welch('81)

ですが、どんどんセールスも落ちて内容もつまらなくなり袋小路に入ってゆきます。RCA移籍第1弾の「Bob Welch」からの”Imaginary Fool”は哀愁の歌謡ロック、としか言いようがありません。

dsのアルヴィン・テイラー、kbのデイヴィッド・アルドステインというのは来日公演('79)にも同行したいつものメンツ。トム・スノウやチャップマン&チン、ブライアン・アダムスの曲も取り上げるなどAOR方面へ打って出ようとして失敗しています。





150・Leather And Lace / Stevie Nicks('81)


初ソロ「Bella Donna」に入った”Leather And Lace”は、アウトロー・カントリーのウェイロン・ジェニングス、ジェシ・コルター夫妻に捧げられたもの。書かれたのはマックに加わった直後でなるほどこれはちょっとマックではできないタイプの曲。ちょうど活動休止だったイーグルス(実質解散してたんですが)のドン・ヘンリーとのデュエット。当時の報道では噂があったぐらいでしたが、実際babyを中絶したこともあった(しかもその生まれてこなかったbabyにSaraと名付けた)と後にインタビューに答え(かどうかは正確にはわかりませんが)、その相手をデュエットに選ぶ、ロックンロール・ライフを生きぬくスティーヴィーのブレなさはすごいと思います。#8 まであがったセカンドシングルですが、このデュエットのPVはおろかライヴでの共演もないことにヘンリーの及び腰がわかろうもんです(一部妄想を含む)。ただそんな事情を全く知らなかった当時、ヘンリーの歌声が聞こえてきた瞬間には正直鳥肌が立ったものでした。



149・Book Of Miracles ('87)

 

”Book Of Miracles”は「Tango In The Night」('87)のアウトテイクで、セカンドシングル”Seven Wonders”のB面に入ったインスト。作者はスティーヴィーで、クリスティンの弾くシンセがメロディーを奏でるもの。



そして同じくアウトテイクの”Juliet”と合体させて、スティーヴィーはソロ「The Other Side Of Mirror」('89)の”Juliet”として完成させるのですが、いちばんいいのは元のままの”Book Of Miracles”なのです。



148・Jumping At Shadows(’70)


70年2月の北米ツアーのボストン・ティー・パーティーでのライヴ盤が最初に発掘されたのは84年でShanghiというレーベルから7曲がリリース。その後何度も手を変え品を変えて再発されていますが98年に3日間のライヴをほぼ完全に収録した3CD「Live In Boston」もリリースされています。”Jumping At Shadows”は火の出るようなブルーズgをフィーチャーしたもの。



147・Teen Beat('82)

 

元々は「Mirage」のアウトテイクでしたが、先にボックス「The Chain」にライヴ・ヴァージョンで収録(拍手等はカット)。バディ・ホリー・ビートによるリンジーらしい軽快なインストでカッコイイ。


これが「Mirage」のアウトテイクになるともう少し長くなって気持ちよさが継続。




146・Hypnotized('73)

 

「Mystery To Me」からのナンバーでウエルチが歌うマイナー・コードのもの。バッキンガム・ニックス時代の初期、リンジーが歌っておりました。タイトなdsのイントロで途中までちょっとジャズっぽいムードある異色の曲。動画はバッキンガム・ニックス参加後最初期のライヴから。




145・Don't Stop('77)


クリントンが勝利した93年の米大統領選にキャンペーンソングとして選ばれた"Don't Stop"は「Rumours」からのサードシングルで3位まで上がった大ヒットでしたが短期間でシングルが切られたこと、まあいいだろうと踏んだのか日本のワーナーは当時シングルをリリースしませんでした。リンジーとクリスティンがvoを分け合う力強いメッセージソング。そのクリントン勝利のパーティーで93年一時的にマックは全盛期のメンツで復活しています。今から約30年前の話。

ところで「Rumours」の最初のタイトルが「Yesterday's Gone」という事なんで事実上のタイトル曲?



144・Wish You Were Here('82)

 

”Wish You Were Here”は、なんとストーン・ザ・クロウズのdsコリン・アレン(歌詞担当)とクリスティンの共作で、いにしえの英ブルーズ・ロック人脈が復活したのかと期待(クロウズ~ウィングスのジミー・マカロックのウィングス時代のレパートリー”Medicine Jar”もまたマカロックとアレンとの共作でした)。せつないメロディで平易な英語で書かれてるため歌詞に深みはないけど(別れた恋人、デニス・ウィルソンの事を思い出します)、その分切々と寂しさが伝わってくるいかにもクリスティンらしい曲です。今から思うとここにいて欲しいのはクリスティンなのですけどね。



143・Mary Jane / Danny Kirwan('75)


フリートウッド・マックを辞めてからのダニー・カーワンは3枚のソロをDJMに残してますが、マック時代よりも音は更にソフトになり、なんでこの人がこういう音楽を?(余計なお世話ですが)と思わざるを得ませんでした。初ソロ「Second Chapter」からの”Mary Jane”はレゲエっぽいリズムが心地いい明るい系。bassはサヴォイ・ブラウンのアンディ・シルヴェスター、dsは空手俳優になるといってウィングスを辞めたジェフ・ブリットン(元イースト・オブ・エデン)です。


142・Always Wondering ’Bout You Babe / Billy Burnette('72)

 

ロックンロール・トリオのドーシー・バーネットの息子としてメンフィスで生まれたビリー・バーネットは、いわばロックンロールのサラブレッドとして成長。72年にEntranceから「Billy Burnette」でデビュー。ssw時代にどっぷりつかったアーシーなアメリカンロック。未CD化であり現物を一度も拝んだことないのですが、ちゃんと聞いてみたい1枚。

”Always Wondering ’Bout You Babe”はザ・バンド的な味わいもあります。



141・I Can't Hold Out / Mick Fleetwood & Friends Celebrate The Music Of Peter Green ('21)


ピーター・グリーンの死後そのキャリアをたたえたトリビュート・ライヴがミック社長主催で21年に行われましたが、ミック・フリートウッド(ds)、ジェレミー・スペンサー(g,vo)、リック・ヴィトー(g)の新旧マックのメンツにビル・ワイマン(b)、アンディ・フェアウエザー・ロウ(g)が加わったこの曲はエルモア・ジェイムズのカヴァーで、かつて「Blues Jam At The Chess」でもカヴァーしておりました。




2025年9月6日土曜日

140・Tusk('79)

 

79年9月に2枚組のヴォリュームとなった「Tusk」に先駆けた先行シングル”Tusk”がリリース。ドジャー・スタジアムで南カリフォルニア大の100人を超えるマーチングバンドをフィーチャーしたもので、アフリカン・ビートを導入したリンジーの意欲作です。コマーシャルな曲ではないのですが、アーティスト・パワーで8位まで上がるヒットとなりました。ミックのアフリカン志向も入っているとおもいます。特にイギリスでシングルがトップ10入りするのは(6位)”Green Manalishi”以来とか。




2025年9月1日月曜日

139・For Your Love('73)

 

グラハム・グールドマン作でヤードバーズがヒットさせた”For Your Love”をカヴァーというのは新趣向で、「Mystery To Me」期のマックが、なかなか次の打つ手に困ってたことが推測されます。ボブ・ウエストンのスキャンダルに伴うトラブルでバンド活動が制限されるのはこの後です。ボブ・ウエルチのvoは意外とこの曲に合ってる気もしますが。英米でシングルカットされましたが不発。



138・Sands Of Time('71)


「Future Games」に入ったカーワン曲で、ジョージ・ハリスン的なムードもあります。確か「クロスオーバー・イレブン」でかかってこの時期の(スティーヴィーもいない)マックに興味を持ったのだと思い出しました。ボブ・ウエルチの存在感が薄い曲であります。

決して明るくないメロディーですが、それでも以前よりは明るい。米でシングルになりましたが、本国は「Future Games」からのシングルはありませんでした。


アルバムジャケはミック社長の妹サリーが撮った写真が使われ(子供たちは社長の子供たち?)、裏にはメンバーのフォトと簡単なプロフィールが。なぜかマクヴィーのとことはロンドン動物園のペンギンで、バンドのロゴにペンギンが使われるのはもう少し後になります。日本盤等はクリーム色の裏地が一般的でしたが、英米ともモスグリーン色の裏地でした。

prodはバンド自身。エンジニアにはマーティン・ラシェント(後年ストラングラーズ、バズコックスを手掛けるprod)の名もクレジット。

新作に合わせて古巣がベスト盤をぶつけるというのはどこの世界でもよくありますが、Blue Horizon音源を持った英CBSが同じ9月に「Greatest Hits」をリリース。Reprise音源の”Dragonfly”まで入った12曲で皮肉にもこっちの方が英36位と好調でした。

137・Oh Diane('82)

 

「Mirage」に入ったリンジー曲はどれも高いレヴェルですが、オールディーズ・ムードもある”Oh Diane”はとりわけいいメロディー。ただこのTVライヴを見ても、あまり楽しそうにやってないのがこのバンドの面白さ。プロゆえちゃんとやるけど正直なんだなあ。



136・Brown Eyes('79)


「Tusk」でのクリスティンは”Over And Over”、”Never Forget”といった名曲がありますが、ここでは”Brown Eyes”を。ピーター・グリーンがgで参加したヴァージョンは拡大ヴァージョンで披露されてて、これが渋い。歌詞もオリジナルと少し違います。


 


135・Pale Horses Pale Rider / Paris('76)


典型的なBig in Japanだったパリスはセカンド「Big Towne 2061」ではハードロックっぽさが後退したものの、渋谷陽一は相変わらずプッシュ。マック時代のボブ・ウエルチを知っていればarrこそかわっているものの基本線は変化ないことわかります。”Pale Horses Pale Rider”は、ストリングス系シンセとgのからみを含めスタイリッシュなナンバーであることは間違いないです。




134・No Borders / Mick Fleetwood Band('04)

 

「Say You Will」リリース後にミック社長は、今度はミック・フリートウッド・バンド名義で「Something Big」をSanctuaryからリリース。トッド・スモールウッドなるvoを加えてのもの。なんと”No Borders"は、カルロス・サンタナとの共作でじわじわ盛り上げるバラード。女性voはローレン・エヴァンスという人。ジェレミー・スペンサーとジョン・マクヴィーも参加してるとのこと。




133・I Can't Wait / Stevie Nicks('85)

 

エレクトロニックなダンスビートがあふれた85年の「Rock A Little」は、スティーヴィーのサードソロで、トレンドの80年代型ロックとリンクした1枚。"I Can't Wait"はサンプリングも全開で今聞くと懐かしさと苦々しさが混在します。85年というと個人的にリアルな音楽から離れてしまいましたが、こういうスティーヴィー(メイクもヘアスタイルも、同時期のハートみたいでヘンです)はあまりキョーミなかったなあというのが本音でした。マドンナみたいなPVに出てくるダンサーは、弟クリストファー、シャロンとロリのいつものお抱えコーラス隊にミック社長! セカンド・シングルで最高位16位。






132・Songbird('77)

 

「Rumours」にライヴ音源で入った”Songbird”はクリスティンの弾き語りのナンバーですが、個人的には最初の拡大ヴァージョン('04)に入ったアウトテイクが好き。そっちはリンジーのアコギがいいアクセントになってます。



また77年初来日の武道館ではアンコールで関係者への謝辞を入れて歌われました。




131・Drifting('68)

 


デビューLPのアウトテイクで「The Original Fleetwood Mac」('71)で発掘されたグリーン作のブルーズ。vo以上に、切り裂くような鋭いフレーズが雄弁です。このLPは見逃されてますがジャケットを含めて侮ることなかれ。




130・Madison Blues('69)


エルモア・ジェームズ作のブルーズで69年1月にシカゴのChess Studioで録音された「Blues Jam At Chess」で披露されたもの。voは当然ジェレミー・スペンサー。この2枚組は「Fleetwood Mac In Chicago」のタイトルでも知られたものです。そこでのホーンズを加えたゆったりとしたアレンジよりも03年に発掘された「Madison Blues」(Shakedown)からのBBC音源がカッコいい。スペンサーのスライドは強烈です。



129・Bright Fire('73)


「Penguin」に入ったすごく英国的なメロディーのそれでいてキャッチーなナンバー。作者はボブ・ウエルチで前作の”The Ghost”そうですが、クリスティンの弾くメロトロンが独特のムードを醸し出しています。”Future Games”から派生した感じもします。シングルは不発ながらアルバムは米49位まで上がりました。




128・Love In Store ('82)

 

「Mirage」の”Love In Store”もついつい忘れがちなナンバー。US Fesに出演したライヴを見つけました。これは初めて見ます(さほどいい出来ではないが)。「Mirage」ツアー周辺はスティーヴィーもリンジーもちょっと変わったファッションでした。



127・God Created Woman / The Zoo('92)

 

ミック社長が新たに始めたユニットがズーで、デラニー&ボニーの娘、ベッカ・ブラムレットとビリー・ソープをvoにして男女voの現代的なロックを聞かせます。「Shakin’ The Cage」('92)がズ―名義では唯一作。”God Created  Woman”はデラニー父とソープの共作。興行的に成功はしませんでしたが、ミック社長がベッカをリクルートし、新しいマックの顔として起用し「Time」をリリースしたのは95年でした。



126・For What It's Worth / Stevie Nicks('11)

 

昔の音源ならいざ知らず近年スティーヴィーの歌声を聞きたいなあと思うようになったのは11年に出た「In Your Dreams」からのシングル”For What It's Worth"でした。カントリーロック的な味わいもありますが、すごく透明感にあふれてアレンジ。元ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートとマイク・キャンベルのprod。このPVも好きです。ちなみにバファロー・スプリングフィールドの同名有名曲とは別ですが、そっちの方も後にスティーヴィーはカヴァーしてややこしくなっています。




125・Tell Me You Need Me / Christine Perfect Band('69?)


これも発掘音源。クリスティンがマック参加以前にBlue Horizonでレコーディングしたおそらくアウトテイクで「Madison Blues」('03)で紹介された。クレジットはクリスティン・パーフェクト・バンドでトップ・トッパム(g)、クリス・ハーディング(ds)、マーティン・ダンスフォード(b)、リック・ヘイワード(g)。正規の音源よりも好みのナンバー。サムネは「Hey Baby」('15)で同音源。






124・The Way I Feel('73)

 

「Mystery To Me」のB面に入ったクリスティン作のアコースティック曲。pianoとボブ・ウエルチのアコギそしてダビングされたクリスティンのコーラスによって構成されたもの。地味ですが強く英国を感じさせます。バンドの活動がアメリカ中心になりメンバーがLAに移住する中、1人英国在住にこだわったクリスティンらしいです。



123・Trinity(’72)

 

ボックス「The Cahin」でお目見えしたカーワン作の未発表曲で「Bare Trees」のアウトテイクでしょう。ドラマティックな展開の曲で、このアルバムでのカーワンの曲がどれもそうであるようにアンサンブルという事をあまり感じさせない一人で作ったような曲。マックのハーモニーが全く生かされてないのが減点ですが、曲はいい。




122・Behind The Mask('90)

 

リンジーが抜け新メンバー(ビリー・バーネットとリック・ヴィトー)が加わった「Behind The Mask」の状況は、末期マックのリンジーの脱退とマイク・キャンベル(元トム・ペティ&ハートブレイカーズ)とニール・フィン(元クラウデッド・ハウス)の参加のニュースを思い出します。やはりリンジーの代役は2人いるのかと思いました。さて公式な動画もなくこのあたりはバンド側も無視してる感じですがタイトル曲はクリスティン作品。まあ悪くはないです、弱いけど。




121・ The Chain('77)


"The Chain"は、バッキンガム・ニックス時代の”Lola”とクリスティン作の”Keep Me There”を合体させたもの。その辺の曲づくりはさすがにヴェテランらしくうまいです。BBCのカー・レースの番組のテーマ曲にも使われてしばらくしてまたヒットしたなんて事もありました。動画は定番とも言える初来日のヤング・ミュージック・ショーです('77)。


「Behind The Mask」('90)の後、今度はビリー・バーネット、リック・ヴィトウ、スティーヴィーが辞め、クリスティンがライヴからの引退を宣言するとさすがにバンドは解散だろうと思いましたが、ミックのソロ・プロジェクトZOOでvoをやっていたデラニー&ボニーの娘、ベッカ・ブラムレット(vo)にデイヴ・メイスン(g,vo)を加えて95年の「Time」をリリース。これは相当なウルトラCとミック自身もわかってたらしく、マックの旧レパートリーよりもデラニー&ボニー曲、メイスン曲を取り上げるなど、マック名義が
ちょっと怪しい内容のライヴを行ってました。「Rumours」からの”The Chain”をベッカが歌うヴァージョンで。ちゃっかりバーネットは復帰してますが、知らないkb奏者もおります。



 
過去のスライドに彩られた82年の「Mirage」ツアー。





120・Rattlesnake Shake('69)

 

ストレートなブルーズロックから距離を置きつつあったマックの69年作「Then Play On」(Immidiate閉鎖によりRepriseに移籍)からのナンバーで、イギリスで”Oh Well”がシングルカットされ、アメリカではこの曲がカット(米4th)。

ブルーズをベースに置きつつハードロック的な部分も出しながらマックの新生面を見せています。percでガラガラヘビを表現。エアロスミスなど後続の米ハードロックに与えた影響は少なくなかった模様(エアロはデビュー前の73年頃にライヴでカヴァー、そのエアロのカヴァーに影響されたモトリー・クルーもカヴァー)。”ガラガラヘビ”を模したマラカスの音は実は本物のサンプリングなのだとか。ずばりマスターベーションの事を歌ってるとミック社長は語ってます。ミック社長お気に入りのマック曲でソロ「The Visitor」でも再演。そこでは復帰したばかりのグリーンも加わって弾いてました。




265・Rambling Pony(’68)

 デビュー・シングル”I Believe My Time Ain’t Long”のB面で、"Rolling And Tumbling"風のシンプルなブルーズ。ファーストと「聖なる鳥」に入りました。  77年のCBSソニー創立10年の記念企画ロック名盤シリーズの...