(2) MR. WONDERFUL (Blue Horizon:7-63205) 1968/8/23
A)①Stop Messin’Around②I've Lost My Baby③Rollin’Man④Dust My Broom
⑤Love Thet Burns⑥Doctor Brown
B)①Need Your Love Tonight②If You Be My Baby③Evening Boogie④Lazy Poker Blues
⑤Coming Home⑥Trying So Hard To Forget
初期のマックはシングルとアルバムを別に考えていて、セカンド、サードシングルもLP未収録です。このセカンド「Mr.Wonderful」もグリーンとスペンサーが半々ずつ曲を担当。軽快なA①はクリスティン・パーフェクト(当時チキン・シャック)のpianoとホーンズ(「英国の」という但し書きが付いたテラさんのレココレの記事が懐かしい、アンボイ・デュークスやジョニー・アーモンドら)のサポートが効果的なもの。フレディ・キング風のグリーンのgが聞けます。後にゲイリー・ムーアやエアロスミスもカヴァーしています。”Stormy Monday”風のA②を挟んで再びホーンズとgの絡みがカッコいいR&B的なA③はBBキング風。ブルーム調といわれるエルモア・ジェームズ・スタイルのA④は、当時の英ブルーズ・シーンの定番。ヤードバーズも”Nazz Are Blue”としてカヴァーしてました。A⑥B①も同タイプのエルモア風ナンバーでスペンサーの十八番となっています。B③はエルモアの”Hawaiian Boogie”風インスト。
当初「A Good Length」のタイトルで男根を、次に「Udder Sucker」のタイトルで牛の下でジャケットに写るミック社長、という案は次々に却下され、最終決定公となったのは半裸のミック社長でのこのタイトルでした。
https://en.wikipedia.org/wiki/Mr._Wonderful_(Fleetwood_Mac_album)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLKIvpq399NNfMvAub7ErC4_9vLDqTO_D5
個人的にベスト・テイクがこの”Stop Messin’ Around"。
’20/2/25のロンドン・パラディアムでのピーター・グリーン・トリビュート。
ミック社長(ds)、クリスティン(kb)、リック・ヴィトー(g)、ニール・フィン(g)といった新旧のメンツにスティーヴン・タイラー(harp)、アンディ・フェアウェザー・ロウ(g)、ザック・スターキー(ds)、カーク・ハメット(g,メタリカ)、ノエル・ギャラガー(g)、ジョニー・ラング(g)らゲストを加えたミック・フリートウッド&フレンズ名義のPVではクリスティンが歌います。
また”Rollin’ Man”は先のトリビュートではリック・ヴィトゥーが歌いました。
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